
毎週水曜日は気になるニュースを、土曜日は文具やガジェットの紹介・レビューをお届けしています。
今週は、サクラクレパスの新しい「漆黒インキ」のボールペンと、大阪で参加できる文具イベントを3件紹介します。
いつもの黒いペンと、どこが違うのか。イベントでは何を試したり、買ったりできるのか。気になるところと、購入・参加に必要な情報をまとめました。
目次
- ボールサインiDシングルに限定「漆黒インキ」が登場
- 天満橋「ぶんぐ博2026」はどんなイベント?
- 「文具女子博 pop-up in 梅田2026」の見どころと参加方法
- 試し書きで選ぶ「第16回OKB48総選挙」
- どのイベントへ行く?目的で選んでみる
ボールサインiDシングルに限定「漆黒インキ」が登場
メッセージカードに、相手の名前を書く。最後に、自分の署名を添える。
そんなときに使う黒いペンとして、今回は「濃さ」が気になる新商品を見つけました。
サクラクレパスから10月下旬に発売されるのは、「ボールサインiDシングル」の数量限定モデル。白い軸に、新しい「漆黒インキ」を組み合わせた一本です。
黒なら、どれも同じ?

ボールサインiDは、その黒の色味を選べるゲルインキボールペンです。
青みのある黒、緑系の黒、茶系の黒。基本のピュアブラックも含め、好みに合わせて選べます。日記を茶みのある黒で書いたり、仕事のノートで本文と補足の色味を変えたり。同じ黒でも、使い方を考える楽しみがあります。
軸は六角形と丸形を組み合わせた独自の「iD形状」。単色モデルの「シングル」には、軸表面に細かな凹凸があり、滑りを抑える工夫も施されています。
そこで今回の「漆黒」です。
メーカーによると、従来品よりインキの濃度を高め、より濃い黒を実現したとのこと。色味を選ぶシリーズに、今度は「濃さ」で気になる一本が加わります。
ただ、公式発表には「何%黒くなった」といった比較数値はありません。現時点ではメーカーの説明として紹介し、発売後に従来の黒と同じ紙で書き比べてみたいと思います。
まず書いてみたいのは、名前。
カードの宛名や署名、ノートの表紙。短い言葉だからこそ、黒の違いを見比べてみたいところです。手帳の見出しにも使ってみたいですね。色数を増やさず、文字をはっきり見せたい場面に合うか、試したくなります。
漆黒を一本。それとも、六つの黒を比べてみる?
限定モデルの発売は、2026年10月下旬。ボール径は0.5mmで、漆黒の単品と6色セットが用意されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 単品価格 | 495円(税込) |
| 6色セット価格 | 2,695円(税込) |
| 軸色 | ホワイト(漆黒モデル) |
| 販売形態 | 数量限定 |
セットに入るのは、漆黒、ナイトブラック、フォレストブラック、モカブラック、ミステリアスブラック、ペンシルブラック。基本のピュアブラックは含まれません。
カードの宛名や署名を、濃い黒で引き締めてみたいなら単品。日記や手帳に使う、自分好みの黒を探すなら6色セットも気になります。
カラフルなペンを揃えるのも楽しいですが、黒の微妙な違いを楽しむのも、ちょっと大人の楽しみという感じがしませんか?
詳しくは、サクラクレパスの公式発表をご覧ください。
天満橋「ぶんぐ博2026」はどんなイベント?
ネットで見つけたペン。見た目は好みでも、握った感じや書き心地までは分かりません。ノートやファイルも、実際に手にすると「思っていたサイズと違う」と感じることがあります。
買う前に、見て、触って、比べたい。
そんな人に気になるイベントが、10月16日(金)に天満橋で開かれる「ぶんぐ博2026」です。約70社、5,000種類以上の最新文具が集まります。
おなじみのメーカーを、まとめて見て回れる
出展するのは、パイロット、三菱鉛筆、ゼブラ、ぺんてる、サクラクレパス、トンボ鉛筆などの筆記具メーカー。コクヨ、キングジム、リヒトラブ、マックス、ニチバン、不易糊工業なども会場図に並んでいます。
筆箱や机の上を見れば、一つくらいは名前が見つかりそうな顔ぶれです。いつも使っているメーカーを訪ねるのも、普段は選ばないメーカーをのぞくのも楽しみ方の一つ。
ペンだけでなく、ノート、ファイル、のりやテープまで。仕事や勉強で使う道具を、まとめて見直す機会になります。
例えば、長く書くためのペンを探しているなら、握りやすさを比べる。机の上の書類をまとめたいなら、ファイルや整理用品の実物を見る。普段の小さな困り事を一つ持って行くと、商品を見るポイントも決まりそうです。
主催者は、市場に出回る前の新製品も体験できると案内しています。
見るだけでなく、作って試せる
会場図には、次の体験も案内されています。
- シヤチハタ:「いろもよう」を使ったしおり作り
- 呉竹:水彩アート体験
- あかしや:絵手紙体験
物販コーナーにも、サクラクレパス、パイロット、キングジム、コクヨマーケティングなどが掲載されています。
いつものペンを探しに行って、しおり作りや絵手紙に興味が湧く。道具だけでなく、その使い方まで見つけられるのが、こういうイベントの面白いところですね。
出展・体験情報の出典:主催者の2026年会場図。
入場無料、予約なしで参加できます
今回で第69回。1955年から続く、大阪の文具イベントです。これだけのメーカーが集まる催しですが、入場は無料。事前申込みも不要で、一般来場者も当日参加できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年10月16日(金) |
| 開催時間 | 10:30〜19:00(最終入場18:30) |
| 会場 | 天満橋OMMビル 2階展示ホール |
| 入場料・予約 | 無料・事前申込み不要 |
| アクセス | 京阪・大阪メトロ谷町線「天満橋駅」1番出口から徒歩1分 |
平日の一日開催なので、まずは10月16日の予定を確認したいところ。19時まで開いているため、時間が合えば仕事帰りにも立ち寄れます。体験コーナーを目当てにする場合は、受付時間や参加条件を公式案内で確認しておきましょう。
いつも使っている文具のメーカーが、実はほかにどんなものを作っているのか。そんな見方で回ってみるのも楽しそうです。
「文具女子博 pop-up in 梅田2026」の見どころと参加方法
来年の手帳を選んだら、今度は中身をどう使うか。予定を書くだけでもいいけれど、気に入ったインクや飾りを少し加えてみるのも楽しそうです。
その道具を探せるのが、10月28日(水)から11月3日(火・祝)まで、阪神梅田本店で開かれる「文具女子博 pop-up in 梅田2026」。商品を見て、触れて、出店者と話しながら買い物ができるイベントです。名前に「女子」とありますが、男性も入場できます。
文具女子博全体は2017年12月に始まりました。今回の梅田開催も、限定商品や出店者との会話を楽しめる即売イベントです。
限定インク、箔押し、日記。何を見に行く?
出店者には、KA-KU大阪、いろは出版、ウチハク、WOODPEPEなどが並びます。今回は、その販売予定商品から気になるものを選んでみました。
インク好きなら、KA-KU大阪。
「星にかくれた水族館」「空にうかぶ星色の庭」の文具女子博限定ラメ配合版が、それぞれ2,640円で案内されています。「はじめてのガラスペン」は1,650円。ラメインクにも使えると紹介されています。
ラメの見え方は、写真だけでは確かめにくいところ。会場で実物を見ながら、ガラスペンとの組み合わせや使い方を相談できるのはうれしいですね。カードに一言書くためのインクを探す、という目的でも楽しめそうです。
手帳やカードを飾りたいなら、ウチハク。
ウチハクは、糊の粘着を利用して家庭で箔押しを楽しめる文具。専用の糊ペンや糊ステッカーと組み合わせて使います。梅田では、新色の「ピラーライト透明ホログラム」「コーヒーブラウン」が初登場。それぞれ770円です。
手描きの文字やカードに、少しだけ光るアクセントを加えたい。そんなときの候補になります。色を選ぶだけでなく、どう貼り付けるのか、何を揃えれば始められるのかまで聞いてみたいところです。
日記を続けたいなら、いろは出版。
販売予定の「3 YEARS INTERVIEW DIARY」は、毎日の質問に答える形式の連用日記。価格は3,410円で、イベント会場限定のピンクカラーも案内されています。
日記を書こうとしても、何を書けばいいか迷ってしまう。質問が用意されている形式なら、書き始めるきっかけになりそうです。会場では中身を見て、質問や記入量が自分に合うか確かめたいですね。
手紙を仕上げる楽しみなら、WOODPEPE。
シーリングスタンプ専門ブランドのWOODPEPEは、大阪のモチーフを取り入れた「旅歩きシリーズ」や、文具女子博限定の「名画シリーズ」のスタンプヘッドを案内しています。各1,980円。初めての人向けには、道具を揃えたセットもあります。
封筒を閉じる最後のひと手間に、好きな模様を添える。手紙を送る機会があるなら、こんな楽しみ方も気になります。
販売予定商品の出典:文具女子博公式ショップ紹介(KA-KU大阪、ウチハク、いろは出版、WOODPEPE)。
参加する日時を決めて、チケットを購入
ぶんぐ博が予約なしで参加できるのに対し、こちらは日時指定のブロック制。まず行く日と時間帯を選び、イープラスで前売入場チケットを購入します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 2026年10月28日(水)〜11月3日(火・祝) |
| 会場 | 阪神梅田本店 8階催場 |
| 平日入場料 | 890円 |
| 土日・祝日入場料 | 990円 |
| チケット | 日時指定・イープラスで販売 |
| アクセス | 阪神「大阪梅田」駅から徒歩約1分、JR「大阪」駅から徒歩約2分 |
入場料は税込、発券手数料は別です。各日の時間帯は次のとおりです。
| ブロック | 入場時間 | 最終入場 |
|---|---|---|
| 第1 | 10:00〜12:00 | 11:30 |
| 第2 | 13:00〜15:00 | 14:30 |
| 第3 | 15:20〜17:20 | 16:50 |
| 第4 | 17:40〜19:40 | 19:10 |
最終日の11月3日は第3ブロックまで。購入後の日時変更・払い戻しはできません。
2026年10月4日の確認時点では、10月28日の15:20・17:40開始枠などに「受付中」の表示がありました。一方、10月28日の10:00・13:00開始枠は「予定枚数終了」です。受付状況は変わるため、希望する日時はイープラスのチケット販売ページで確認してください。
前売券は、各ブロック開始の30分前まで購入可能です。ただし、予定枚数に達した枠は終了。当日券があるのは前売販売終了時に定員に空きがある場合だけなので、当日券を当てにせず、購入してから出かけるのが確実です。
当日は、どこに並ぶ?
第1ブロックには開店前の受付があります。9:00〜9:45に阪神梅田本店の2階北側18番入口へ行くと、スタッフの案内で入館し、待機列に並べます。9:45以降の到着は、10:00の開店後に8階催場へ。
第2〜第4ブロックは、開始60分前から8階催場で待機列を作ります。それより早く並ばないよう公式案内で求められています。紙のチケットは事前に発券し、スマチケは購入時に選んだ受取方法に沿って準備しましょう。入場直前に慌てないよう、主催者の入場案内を確認しておくと安心です。
欲しいものを、少し予習してから
各ブロックは2時間。公式サイトのショップ一覧で販売予定商品を見て、気になる出店者をいくつか決めておくと、会場で探しやすくなります。
商品は各日用意されますが、その日の分が売り切れる場合もあります。また、再入場はできず、会場内にトイレもありません。入場前に済ませ、買い物と会計まで含めて時間を使いたいところです。
手帳もカードも、実用だけならシンプルで十分。でも、開いたときや受け取ったときに少しうれしくなる。そんなひと工夫の道具を探しに行くのも、文具の楽しみ方ですね。
開催・参加情報:文具女子博公式ページ。
試し書きで選ぶ「第16回OKB48総選挙」
「OKB48」。アイドルグループのような名前ですが、主役はボールペンです。
2011年に始まり、今年で第16回を迎えます。OKBは「お気に入りボールペン」の略。少し無理やりな気もしますが、メーカーの枠を超えて選ばれた48本から、お気に入りに投票して「筆箱のセンター」を決める企画です。
そして、ペンを握って試し書きする会は「握手会」。ここまで揃えると、なかなか徹底していますね。
いつもの一本、ほかと比べたことはありますか?
店頭で気になるペンを試すことはあっても、メーカーの違う48本をまとめて書き比べる機会は、なかなかありません。
握手会では、その48本を試して投票できます。試筆用紙には、基本的にマルマンの「ニーモシネ」を使用。同じ紙に書きながら、自分に合う一本を探せます。
さらさら書けるほうが好きなのか、少し抵抗があるほうが書きやすいのか。細かい文字を書いたときはどうか。
試すなら、いつも書く言葉や自分の名前を書いてみるのもよさそうです。普段の使い方に近いほど、選ぶ基準もはっきりします。
私のお気に入りは、エナージェルのフィログラフィ
ちなみに、私のお気に入りはエナージェルの「フィログラフィ」。軸をひねって芯を出すタイプです。
少し重たいのですが、筆圧をかけずに書けるので、私にはちょうどいいんです。
ペンを選ぶとき、軽さを重視する人もいると思います。でも、私にはこの重さが合っています。こうした好みは、仕様表だけでは決めにくいところ。実際に握って書き比べられる機会は、ありがたいですね。
おなじみのペンも、今年の新顔も
今年の選抜には、ジェットストリーム、サラサクリップ、エナージェル インフリー、ジュース アップなどが並びます。フィログラフィや、今回紹介したボールサインiDシングルもメンバーに入っています。
新しく加わったのは、次の5本です。
- トンボ鉛筆「モノグラフライト 水性ゲルボールペン」
- パイロット「Juice+」
- セーラー万年筆「ケセラ ボールペン」
- KAYOU「Fleura」
- 三菱鉛筆「&knot カラビナ付きボールペン ジェットストリームインサイド」
いつものペンを基準に、新顔も試してみる。お気に入りのよさを再確認するかもしれませんし、次に買いたい一本が見つかるかもしれません。
大阪で試して投票するなら、11月のシステム手帳サミットへ
大阪の対面投票会場として案内されているのは、「NAGASAWA 梅田 システム手帳サミット2026」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年11月28日(土)・29日(日) |
| 開催時間 | 28日:10:00〜18:00/29日:10:00〜16:00 |
| OKB握手会の会場 | グラングリーン大阪 北館 JAM BASE |
| 住所 | 大阪市北区大深町6-38 |
| 案内の電話番号 | 06-6131-9527 |
出典:OKB48公式・握手会日程。
システム手帳サミット自体は、NAGASAWA梅田茶屋町店とグラングリーン大阪の2会場で開催すると告知されています。OKBの握手会は、グラングリーン大阪側です。
この握手会は、11月28日・29日のイベント会場で試し書きする機会です。常設店でいつでも48本を試せるという案内ではありません。
なお、10月4日時点で確認した公式告知には、サミット・握手会の入場料や事前予約の要否は見当たりませんでした。無料・予約不要とは断定できないため、来場前に開催案内の続報を確認してください。NAGASAWA梅田茶屋町店への問い合わせは06-6292-7660です。
サミットの出展メーカーや限定品などは、NAGASAWAの開催案内で続報を確認できます。
会場に行けなくても、Web投票で参加できます
投票方法は、会場での「握手会投票」と「Web投票」の2種類。Web投票の締切は、2026年12月31日(木)23時59分です。
選ぶ理由は、書き心地でも、見た目でも、価格でも、個人的な思い入れでも構いません。結果は2027年1月〜2月頃に公式サイトなどで発表予定です。
お気に入りが決まっている方は、Web投票フォームから参加できます。詳細はOKB48公式サイトをご覧ください。
軽さだけでは決まらないのが、ペン選びの面白いところ。皆さんの「筆箱のセンター」は、どの一本でしょうか。
どのイベントへ行く?目的で選んでみる
今回のイベントは、目的で選ぶと違いが分かりやすくなります。
| こんな目的なら | 候補 | 行く前にすること |
|---|---|---|
| 普段使うペン・ノート・整理用品を、複数メーカーで見比べたい | 天満橋のぶんぐ博 | 10月16日の予定と会場図を確認。入場無料・事前申込み不要 |
| 限定インクや紙もの、手帳を飾る道具を選んで買いたい | 阪神梅田の文具女子博 | 出店者の商品を予習し、日時指定のチケットを購入 |
| メーカーをまたいで48本のペンを試し、お気に入りに投票したい | OKB48の握手会 | 11月28日・29日の会場・参加条件を確認。大阪会場はグラングリーン大阪側 |
手元の道具を見直すなら天満橋、限定商品を探す買い物なら阪神梅田、書き心地を比べるならOKBの握手会。どれも文具のイベントですが、見たいものと使える時間を決めてから選ぶと、予定を立てやすくなります。
私がまず試したいのは、495円の漆黒ペンです。発売されたら、手持ちの黒いペンと同じ紙に書いて、濃さと書き心地を比べる記事にしたいと思っています。
イベントへ行く方は、気になるメーカーや商品を二、三つメモしておくのもおすすめです。日時・チケット・会場を確認して、実物を選びに出かけてみてください。
※掲載情報は2026年10月4日に確認した内容です。販売状況や参加条件は変わるため、購入・来場前に各公式ページをご確認ください。