【MX KEYS MINI for Mac】 普通という凄さ
皆さん、iPadを活用していますか？
今回はiPadで使えるキーボードということで、
LogicoolのMX KEYS MINI for Macを購入いたしましたので、
そのご紹介をさせていただきます。
最初に結論を述べておくと、『本当に普通』です。
このように書くと、長所のない平凡なキーボードと思われるかもしれませんが、
そうではありません。
短所が極めて少ない優秀なキーボードという意味とお考えください。
キーボードを含め、あらゆる製品には少なからず苦手なことが存在します。
大抵の場合、そういった短所を我慢しながら、あるいは目を背けながら
運用していくのですが、やはりどこかでストレスとなり、集中を妨げたり
作業効率を下げたりする要因となります。
このキーボードはそれが非常に少ないという点が最大の特徴であるといえます。
ではこのキーボードがどのくらい普通であるかをみていきましょう。
購入理由
まず、このキーボードの購入理由からご説明いたします。
僕はブログを書いたり、YouTubeの動画の編集を全て
iPad Pro11インチM1のモデルで行っています。
しかしiPadのソフトウェアキーボードでは、
以下の点に困っていました。
●画面の半分近くが隠れるため、作業領域が狭くなる。
●キーボードショートカットが使えない
●姿勢が悪くなり、長時間の作業が疲れる
これらの点を解消するためには、どうしても外付けのキーボードが必要で
した。そこで今まで使用していたのが、Satechi というメーカーのテンキー付きの
キーボードです。
Macに特化した製品を作っているメーカーで打ち心地は
MacBookのキーボードに近く、これはこれで満足でした。
しかし、テンキーがあることで、デスク上の取り回しが悪く、
どうしてもマウスまでの距離が遠くなるといった欠点がありました。
そこで、今回条件として、
- テンキーのないモデル
- TYPE C充電ができるもの
- カフェなどで作業できるように薄型のキーボード
- 配列はUS配列
を基準としました。
使用感
【見た目】
このキーボードはペールグレイという白とシルバーを中心とした配色のものとなっています。
質感はとりわけ高級感が漂っているという訳ではありませんが、いかにもプラスチック！といったチープな感じもありません。
【サイズ】
縦約13cm×横約30cm×高さ約2.1cmとなっており、
よく比較対象に上がるApple純正のMagic Keyboardと比べると
僅かに大きくなります。
しかし、誤差のレベルなので、気にはならないかと思います。
もちろん、テンキー付きと比べると幅が格段に狭くなるため、
マウスまでの距離が近くなり作業効率がアップしました。
【重さ】
重量は500g程度なので同クラスのキーボードと比較すると重いです。
しかし、キーボードは基本的に机の上で固定で使うので、この重さは
安定感につながるので、デメリットとはならないでしょう。
ただ、持ち運びを考えると少し重いと感じる時もあります。
【打鍵音】
このような薄型のキーボードにありがちなペチペチといった感じではなく、
ゴトゴトという音です。どちらかというと低めであまり響かないので、
オフィスや公共の場で利用しても気になることはまずないでしょう。
【打鍵感】
Magic Keyboardと比べると押し込む量は多めですので、
しっかりと入力する必要があります。
一方で、キー一つ一つが窪んでいるため、自然とキーの真ん中を
タイプすることになり、誤入力は少なくなったと感じています。
まぁ最終的には好みの問題ですが、万人受けするタッチ感だと思います。
長時間入力していて疲れてしまいやすいということはないと思います。
【機能面】
この点は非常に優秀と感じています。
【バッテリーの持ち】
バッテリーの持ちは非常によく、バックライトをオンで約10日、
オフだと約5ヶ月と少ない充電回数で運用できます。
しかも充電あtype C端子です、
バックライトを搭載しているので、多少薄暗いカフェでも視認性が高く、
ミスなく入力ができます。
【ファンクションキー】
また、上部のファンクションキーもロジクール独自で割り当てられていますが、
接続先の切り替えも1ボタンで行えますし、ライトの強弱も切り替えられます。
ペアリングの切り替え
F1からF3まではペアリングの切り替え。
パソコンとiPadなどのように複数デバイスを使い分ける人には
とても便利な機能です。
音声入力
特に面白いのはF6に割り当てられた音声入力のコントロールキーです。
疲れにくいとはいえ、長時間ブログを書いていると手を抜きたい時もあります。
そんな時はこのキーを押してiPadに話しかけてください。予想以上しっかりと
声を認識して文字に起こしてくれます。
スクリーンショット
F8キーにはスクリーンショットが。
もちろん、Apple Pencilで左下からスワイプでも撮れますが、やはり
キーボードから手を離さなくていいのは非常に快適です。
他にも絵文字のキーやマイクのミュートもありますが、これらは僕の環境では
あまり使用しないので、あってもなくても困りはしない、といった程度です。
欠点
もちろん、デメリットもあります。
【価格が高い】
Amazon価格で14320円と格安キーボードの4倍程度の価格です。
もちろん、作業効率が4倍になるわけではありませんが、
安定感や快適さ、何より仕事の道具として見た時十分な価格だと感じています。
【USBレシーバーが別売り】
このキーボードは、Logicool独自の規格であるLogiboltに対応していますが、
そのレシーバーは別売り（1200円前後）となっています。
僕自身はBluetooth接続なので、不要ですが、付いていてもいいのに、と思います。
【拡張性が低い】
MacだとLogicoolのソフトでキーの割り当てなどができるのですが、
iPadでは対応していない点は残念。とはいえ、このキーボードの問題というより
iPadのOSの問題と思うので、Appleさんの改良を期待しましよう。
【有線接続ができない】
接続方式はLogiboltかBluetooth接続なので、有線接続はできません。
これもiPadだと気にならないレベルの問題です。
まとめ
色々と書いてきましたが、繰り返しにはなりますが、
このキーボードは当たり前のことが当たり前にできる最高に普通のキーボードです。
もし、皆さんがiPadやMacで使うキーボードをお探しでしたら、真っ先にお勧めしたい
商品です。もちろんUS配列だけでなく、JIS配列のバージョンも販売されていますので
ご安心ください。
以上、今回はMX KEYS MINI for Macの紹介でした。
お読みいただきありがとうございました。